当店でも在庫車のスーパーカブのスポークを交換する交換はたまにありますが珍しい仕事をご依頼いただきました。
オフロードバイクに強い、又はメインのお店ではスポーク交換は普通に行われている整備メニューだったりします。
今回は前後タイヤの交換も合わせてご依頼いただきました。
タイヤを外したらスポークを全てはずします。
スポークには取り付けの法則、種類、長さの違いが有る場合がほとんどですので自信の無い方は予め写真を取っておく事を推奨します。
スポークはクロスして組まれてますので基本的に1本ずつ交換していくのは不可能です。仮に一本だけ交換したい場合でも周辺のスポークは分解する必要があります。作業してるとパズルしてるような感覚になりますね。
絶対に必要では無いのですが新しいスポークは組み付け前にクロスする部分を適当な物で結んでます。今回は輪ゴムですがその辺にある適当な物をいつも使ってます。
面倒にみえますがリムに取り付けする時にやりやすくなるのでお勧めです。
写真のように予め整理しておくとリムにも組みやすく、どの穴にスポークが入るかも分かりやすく、バラバラにもならないのでスポーク交換初心者の方には特にお勧めです。私は毎回この方法でやってます。
スポークをニップルに仮止めしたら全体のニップルの締め込み具合を均一に仮締めます。
ネジの締め込み量が均一だと振れ取り前の状態でもある程度振れ無く回転します。振れとり作業を短時間で済ませるにはこの作業が個人的には大切だと感じてます。
仮締めですのでこの時に締め過ぎると、後の振れ取りがしずらくなりますので軽く締める程度で十分ですよ。
当店は振れ取り作業は写真の工具を使ってます。バイク用品では有名なデイトナ製ですね。普通にネットショッピングなんかで2万円以下で購入できます。
そこまでこだわらないなら車体に取り付けた状態で調整しても実用範囲では調整可能です。絶対に必要な道具ではありません。
スポークの新旧比較です。実際に装着されてる状態よりも重ねて比較すると色味の違いがわかりやすいですね。
今回はヤマハ純正品で交換させていただきました。
お返しする前の記念撮影。
ビフォーを取り忘れましたので違いがお伝えしにくいですが美観がかなり向上しました。自動車でもそうですが足周りが綺麗だと全体が引き締まって見えますね。
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