中国製造ではありますが、カッコいいルックスと低価格で人気を博したイギリスメガリ社の250Rです。
故障が多かったせいか国内販売は終了しています。
エンジンが吹けないとの事で引取に伺いました。
早速ですが原因は燃料タンクへの水分混入。大元の原因は雨ざらしと燃料タンクキャップのドレンパイプの詰まりです。
画像の矢印には本来穴が有り、穴はパイプを通して燃料タンク下部まで通じてます。キャップの隙間から入った水は通常このドレンパイプを通って下へ抜けます。
比較的小さな穴なので詰まってしまう事も珍しくありません。詰まると水の排出が追い付かなくなり、タンク内部へ入ります。
写真は一部ですが約500ml程度の錆水が入っておりました。水はガソリンより重いので底に溜まります。
燃料タンクから取り外した燃料ポンプアッセンブリーです。
アッセンブリーはすでに販売終了しているようなので今回はポンプのみ交換。ポンプのフィルターも入手不可なようで汎用品で代用。ポンプガスケットも入手不可のようで、亀裂の有る部分等は大量の液体ガスケットで穴埋め…
あまり納得行かない修理ですが仕方ないですね。
今回の修理は写真の部品と燃料タンクの錆び取りです。
インジェクターまで錆びが回っていましたので燃料ライン全ての部品を交換しました。
インジェクターの穴はとても小さいので異物厳禁です。タンクのドレンパイプが詰まっていなければ防げた故障です。
時々清掃してあげる事をお勧めします。
Comentários